シェア先生の授業リポート
2008/12/22東京都 葛飾区立柴又小学校Ⅲ(大)の巻

男はつらいよ「フーテンの寅さん」シェア先生の故郷柴又にて
平成20年の小生の首都圏を除く出前授業は、3月の高松に始まり5月は薩摩川内、6月名古屋、7月鳥取、9月富士、10月には宇部、大分、豊後高田、北九州、出雲、11月は高知と南巨摩(山梨)そして12月は水沢、米沢。年初には予想できないほど多くの都市にうかがうことができた。至る所で先生のお世話になり、また、児童・生徒・学生たちに温かく迎え入れていただいた。
いよいよ年の瀬だ。フーテンのシェア先生(爺ちゃん先生)も故郷柴又が恋しくなる。日本の情緒と日本人の心を描いた山田洋二監督の映画「男はつらいよ」の世界がそこにはある。寅さんのセリフに「例えば、日暮れ時、農家のあぜ道を一人で歩いていると考えてごらん。庭先にりんどうの花がこぼれるばかりに咲き乱れている農家の茶の間、灯りがあかあかとついて、父親と母親がいて、子供達がいて賑やかに夕飯を食べている。これが、、、これが本当の人間の生活というものじゃないかね、君。」とある。今の時代、このような平凡だが温もりのある家族や暮らしに郷愁を感じる日本人は多いかもしれない。

縁日には大勢の人でにぎやう「帝釈天の参道」
さて、フーテンのシェア先生。今年の納めは母校「柴又小学校」での授業だ。同一校では最多の6年連続になる。ありがたい。
今回も、2クラス合同で、2コマ目は児童による発表会を計画した。「会社の工夫への気づき」が課題だが、事前に班分けしたグループごとに「1食べ物・飲み物、2身に着ける物、3楽しい物・遊ぶ物、4乗り物、5生活に必要な物・便利な物、6健康によい物、7自然・環境によい物」などからテーマを選ぶ。各グループは、選択したテーマに沿って会社の工夫を探る。先ず会社の商品・サービスの内容や特徴を調べ、掘り下げた内容をまとめる。発表会にむけてプレゼン方法や演出を考える。発表順など当日の役割分担も決める。模造紙に発表内容を書く、発表練習をするなどなど。児童は忙しい。このようにいろいろな手順をこなすことになるからだ。

「テーマは乗り物」児童による発表会
授業日。どのグループも準備したことを一所懸命に発表した。わかりやすい説明を心がけていた。また、他のグループの説明に対しても関心を寄せ、聞く態度もよかった。発表会までの苦労はあるが児童たちの努力や協力は確かな実を結んでいた。
発表ではさまざまな「気づき」が披露されたが、特に、会社の商品やサービスに施されている工夫の中に、「老人や幼児」「身体にハンデをおっている人」に対して優しさやいたわりが込められている点への「気づき」が多くあったことに感心した。後輩による「他者に対する思いやりや配慮への気づき」にうれしさを感じるとともに、50才も年上のこの先輩は「その心をいつまでも持ち続けて欲しい」と願った。

体育館での授業風景
なお、ここに至るまでの筧先生、西岡先生のご負担は大変だったと推察するが、大きな声で楽しい発表を終えた児童の充実した表情に先生のご苦労も癒されたに違いない、と思った。また、渋谷校長先生、阿部副校長先生にはいつもながらのご理解とご支援に感謝している。
<シェア先生(大)>
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