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2010/06/01
国内企業の生産活動が、’08年秋の金融危機直前の9割の水準に回復
経済産業省が毎月公表している指数に「鉱工業生産指数」がありますが、’10年4月の鉱工業生産指数は3月に続いて2ヶ月連続でプラスになりました。
鉱工業生産指数は、鉱業や製造業の生産活動の過去の一定時期を100として指数化したもので、生産活動が活発なのか停滞しているのかを示すものです。景気の動きに対して敏感に反応するといわれます。’10年4月の鉱工業生産指数(季節調整済み)は、96.0となり、リーマン・ショック前の’08年8月に比べて93%の水準まで持ち直しました。これは、経済活動が活発な中国などのアジア地域に向けた輸出が増えたことと、企業が減少させすぎた商品などを回復するため生産を増やしたことが影響しています。
また、エコカーを買うと補助金がもらえるという政策も回復の後押しとなりました。一時、生産水準がリーマン・ショックの前の半分くらいにまで落ち込んだ自動車などの輸送機械工業は、92%まで回復しました。
ただし、このような回復のペースが今後とも続くかどうかの保証はありません。先に述べたエコカー購入者への補助金は9月末で終了してしまうこと、ギリシャの財政危機を発端にして起こったヨーロッパの経済不安によって世界経済の回復が遅れる心配があります。そのため、企業はまだ積極的に商品の生産を増やしていこうというところまではいかないからです。



