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2009/12/21

財務省発表の貿易統計速報、アジア向けの輸出額14ヶ月ぶりに増加

財務省が12月21日に発表した貿易統計速報によると、2009年11月の輸出額は前年の同じ月と比べて6.2%減り、14ヶ月連続の減少となりました。しかし、この前の月は23.2%減少していたことを考えると、減少の率は大幅に改善されたことになります。

これは、アジアに向けた輸出が中国を中心に増えていることが理由です。対象をアジア地域に絞ってみると、この地域への輸出額は4.7%増となり、2008年9月以来14ヶ月ぶりの増加に転じました。特に中国向けは7.8%の増加となり、大幅な伸びを見せました。

また12月15日の記事によると、世界的に事業活動をしている主要企業の2009年4月~9月期のアジアでの売上高がはじめてアメリカを上回ったことがわかりました(3月に決算を行う430社のデータを日本経済新聞社が集計)。

投資をする人たちが将来の景気をどう見ているかを表すものとして、「株価」があります。2009年8月末と現在の株価と比べると、世界的には株価が上昇している中で、日本の株価だけが下回っています。これは日本の将来に対し、多くの人が円高やデフレの進行により経済に悪影響が出たり、政治のゆくえがどうなるかに不安を感じているからだと考えられます。しばらくは多くの日本の企業が、日本国内の景気よりも、中国などアジア諸国の景気回復や経済成長を利用して利益を上げようすることが予想されます。